“待っていてください”



先週、アルフィック東川原の職員から私の携帯電話に連絡があった。

要件は、お客様のT様が8月いっぱいで利用終了となり、他の施設を利用されることになったので、最終利用日に会いに来てくれませんかとのこと。

もちろん答えは「Yes」。
最終日に写真をとり、スタッフお手製の写真付き色紙を感謝の気持ちとともにお渡しし、お帰りの送迎車が見えなくなるまでスタッフ皆で手を振った。

実はこのT様、2011年11月1日に開設したアルフィック東川原に開設当初からご利用を頂いている方である。
アルフィック東川原は私が当時開設準備を任された事業所で、T様との利用契約も私が対応させて頂いたことを今でもはっきりと覚えている。
当時のスケジュール帳を引っ張り出して見返してみると、新規契約の担当者会議は開設4日前の10月28日の11時30分とメモが残っていた。

私が当時現場にいた時にはT様の個別リハビリも担当させて頂いており、車椅子レベルのT様を何とか良くしたいと60秒×3セットがやっとの立位保持練習やそれでも歩きたいとの想いの中で、介助しながらの数メートルの歩行練習を一緒に行っていたのが懐かしい。
それから年数も経ち、現場を離れてからも、アルフィック東川原に私が行くと必ず「せんせ」と声を掛けて下さり、握手をするのが通例となっていた。

そんなT様もアルフィック東川原を9年近くもご利用してくださったんだなと思い返すと、何とも言えない感慨深い気持ちになる。

この度の利用終了の背景を現場職員に尋ねると、アルフィックでの入浴対応に限界があり、機械浴で安心してお風呂に入れる施設に変わられるとのことだった。

アルフィックはリハ特化型デイであり、要介護1~3の方のご利用がほとんどであるが、10年、15年と年数を重ねるとやはり年齢には勝てないところも出てくる。
施設入所やT様のように機械浴などの設備が整ったサービスへ移行されるケースも全アルフィック事業所で増えてきつつある。
これもまた、仕方のないことだとわかってはいるのだが、そんな長きに渡りアルフィックをご利用されたお客様だからこそ、思い出も沢山あり、その先も継続して私たちが関わりたいという想いが芽生えてくる。

今、まさに、“その先のサービス”づくりに着手している。

T様、長きに渡るアルフィック東川原のご利用、本当にありがとうございました。
そして、もう少し待っていてください。


小馬 誠士


PROFILE

CALENDAR

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>

SELECTED ENTRIES

BACK NUMBER

SEARCH

MOBILE

qrcode

ARCHIVE

OTHERS