アール・ケアでは、平成30年7月豪雨災害が発災した直後から、各事業所に募金箱を設置しました。撤去した8月末までに多くのお客様とスタッフの温かいご厚意により、¥236,142の義援金が集まりました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
去る9月25日、この義援金を黒田晋玉野市長へお渡しし「平成30年7月豪雨岡山県災害義援金」募金運動推進室を通じて、被災地へ寄付させていただきました。
現在、各メディアは被災地は復興へ向かっていることを報道しています。
しかし、作業療法士として被災地支援を継続している中で私が感じていることは、いまだ多くの方々が避難所生活を余儀なくされ大変な状況にある、ということです。
何気ない日常を取り戻していく作業が、どれだけ大変で地道なものか。
そんなことを感じています。
この度、岡山県は「平成30年度7月豪雨災害からの復旧・復興ロードマップ」を作成しました。(http://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/239562.pdf)
この資料には、岡山県の復興までの方針が示されています。その中に「住まいの確保」として仮設住宅についての記載があります。
借上型仮設住宅、建設型仮設住宅ともに提供される期間は最長2年とされています。災害救助法で定められているこの期間は、災害で大切な住まいを失った方々にとって現実的な期間なのでしょうか?
発災後、約3か月が経過して落ち着きを取り戻しつつある被災地ですが、現実はまだまだ復興に時間がかかります。
今回の義援金が被災地のため有効利用され、1日でも早い復興が実現されるよう、心より祈るばかりです。
大月 博
- 2018.09.28 Friday
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- 14:03
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- by 山根一人/アール・ケア役員