至誠通天

 『至誠通天』。
 これは私の座右の銘とも言えるくらい好きな言葉である。
 全社員、自分の好きな言葉を社員証に載せてあり、私はこの言葉を載せている。

 

 元は中国の儒学者である孟子の言葉である。
 至誠とはきわめて純粋な真心のことをいい、「誠を尽くして行動すれば、願いは天に通じる」といった意味の言葉で、一つ一つの課題に誠実に取り組み努力をすれば、必ず願いは叶うという教えである。

 

 かの有名な吉田松陰も「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」と孟子の言葉を引用している。誠を尽くして行動すれば、人の心は必ず動かされるという意味である。

 

 吉田松陰と同じく幕末を生きた武士、西郷隆盛は「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人を咎めず、ただ己の誠の足らざるを尋ぬべす」という言葉を残している。
 意味は人を相手にせず、天を相手にすることで他人の目を気にしたり、嘘や言い訳をするのではなく、誠の心を尽くして、うまくいかないことを他人の所為にしたり、咎めたりせず、ただ、自分が誠を尽くしているかどうかを反省すべきである。というものであり、これもまた、孟子の言葉を引用しているように思う。

 

 過去の偉人たちは、今まで無かったようなものを発明したり、発見したり、今まで出来なかったようなことを出来るようにしたり、成し得たりしてきた。間違いなく、途中で諦めていればその結果はなかったはずである。そこには「至誠通天」とも言える姿勢や考え方があったのではないかと勝手に考えている。
 そうやって人類は歴史を刻み、進歩してきたのだと思うと、余計にこの言葉が好きになっていく。

 

 好きといえば、自分の名前。親につけて頂いた私の名前は「マコトのサムライ」と書く。誠の心をもち、誠実にそして強く立派な人物になって欲しいという願いが込められていると解釈している。
果たしてそうなっているのだろうか・・・。

 

いや、やはりまだまだである。ましてや、これが私の座右の銘と語るにもまだまだ未熟者である。しかし、自分の名前とこの言葉は大好きであり、それに見合う人間になれるよう、日々精進を重ねていきたい。

 

小馬 誠士


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