2月28日、岡山県介護保険関連団体協議会主催の情報交換会に岡山県通所介護事業所協議会の理事長代理として参加しました。
令和6年度介護報酬については、プラス1.59%、このうちこのうち0.98%分が賃上げ対応(処遇改善加算)として含まれています。つまり正味の介護サービス分については0.61%のプラス改定となります。
この介護報酬改定による影響について各職域団体、職能団体から、それぞれのサービスについて課題の共有を行いました。
どの団体からもプラス改定となったことは非常にありがたいが、昨今の物価高騰に対応できるような改定率ではなく、法人運営は非常に厳しいとの報告がほとんどでした。
もちろん、通所介護事業所も例外ではありません。
中でも岡山県訪問介護事業所連絡協議会の報告は、とても切迫感のあるものでした。
介護保険サービスの中で、訪問介護、定期巡回随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護の基本単位数が下げられました。
処遇改善加算が高い改定率を設定しているとはいえ、この報酬は人件費に充てるものであって、採用コストや光熱費などの経費に充てることは出来ません。
岡山県内の訪問介護事業所は小規模事業所が多く、今後の事業所運営は非常に厳しくなることが予測され、この改定内容についてとても理解できるものではありません。
すでにメディアでも取り上げられている通り、職域団体が強く声をあげています。
利用者の生活を支えていくために必要不可欠な訪問介護サービス。
私たち介護保険事業者の声が届き、少しでも改善することを願うばかりです。
- 2024.03.08 Friday
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- 18:39
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- by 山根一人/アール・ケア役員